5月22日 街中ピクニート in 高千穂通り開催!

2022.06.13

「久しぶり〜! 元気だった?」
「おいしかったです! 今度はお店に行きますね!」
「このボトルキャップ、懐かしいですね!」

いろんな声が通りに飛び交う。初夏を迎えて色づいた楠並木や草花、吹き抜ける風の気持ちいいこと。

5月22日、晴天の日曜日に中心市街地の高千穂通りで街中ピクニートが開催されました。

街中ピクニートは、公園や道路といった公共空間の有効活用を目的に行われているイベント。
普段から通勤や憩いの場として使われている街の公園や道を、いつもとちょっと違った雰囲気で楽しむ。
自治体や民間事業者、街の人たちが一緒に協力して開催する社会実験も兼ねていて、イベント中は人通りの数や、同じ道を通る歩行者と自転車の安全性を調べてもいます。

この日のお昼は、いつもの日曜日とはちょっと違う高千穂通りの姿がありました。

4月にもゴールデンウィーク直前の3日間、同じ場所でピクニートが予定されていましたが、あいにくのお天気で2日間が中止に。
それでも残りの1日は天気に恵まれ、連休前日の夕方開催ということもあり賑わいを見せていました。

街中のお店やワークショップに弾き語りライブなど、毎回いろんな方々が顔をそろえ楽しませてくれる街中ピクニート。この日もいろんな顔ぶれがそろいました。

とくに今回は、宮崎青年会議所による子どもの貧困支援を目的としたフードドライブ、高千穂通りの植栽を担っている花みちプロジェクトによるタネだんご体験、古着に玩具に手づくりZINEまでユニークな出店者ぞろいのフリーマーケットなど、これまで行われたピクニートとはまた違った出店者たちが集まりました。

お昼過ぎにはじまるや、会場にはたくさんの人の姿が。

あるブースを目的にやってきた人、たまたま通りがかって足を止めた人、楽しげな雰囲気に惹きつけられてやってきた人。道ゆくあらゆる人たちが混ざりあって、あれ? ここはいつも歩いている高千穂通り? と錯覚してしまうような楽しげな空間に。いろんな場所からいろんな会話が聞こえてきます。

宮崎県内で活動するミュージシャンによる弾き語りライブ。誰かが歌い出すと、自然と人が吸い寄せられるように近くに集まっていました。観客のなかにはブースで購入したうどんやブリトーを頬張っている人たちも。そうしながら歌に聴き入っている姿を見ているとなんだかほほえましい。

総じてピクニートの会場はピースフルな時間が流れていました。出店者も道ゆく人たちも、お互いが初めまして同士でも、ちょっと言葉を交わせば緩やかにつながっていく。この場で知り合って、次はお店に行こう、活動に参加してみようと思えてくる。

そんな出会いこそ、街中ピクニートの醍醐味です。